11月~2月から牡蠣が美味しくなってくる季節ですが、心配なのがノロウイスルなどの食中毒ですよね。

牡蠣が美味しい反面、ノロウイスルが怖いので加熱した食べ方をすると思います。

そんな時に加熱に便利なのが電子レンジですが、そもそも牡蠣を電子レンジで温めた場合にノロ対策になるか、何分ぐらいでノロウイスルを撃退できるのか気になりますよね。

ここでは牡蠣のノロウイルス対策における電子レンジでの加熱時間は何分がよいのか、殻付きやむき身のレンジ方法などについてご紹介します。

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牡蠣のノロ対策で推奨されている温度

厚生労働省のサイトを見ると、牡蠣を加熱して食べる際にノロや食中毒にあいにく温度は、牡蠣の中心部を85~90度とされています。

牡蠣は85度以上でノロなどのウイスルが死滅する温度なので、90度以上の温度で牡蠣を加熱すると心配なく食べることができるそうです。

ちなみに60度以上だとノロウイスルを殺菌するには効果がない温度みたいなので、半生状態は危ないということになります。

揚げ物や炒め物はなんとなく温度がわかりやすいですが、レンジの場合は何分ぐらい加熱すればよいのか、またはノロ対策になるのか気になるところですよね。

牡蠣はレンジで何分だとノロ対策になる?

牡蠣をレンジで加熱するのは、ノロウイスル対策にはなります。

牡蠣は殻付き・むき身両方レンジで加熱時間は何分がノロ対策になるかというと、レンジで500Wで最低でも1分以上の加熱が良いとされています。

温度設定ができない場合は、もう少し多めの時間にしておくと良いかもしれません。

※ただし牡蠣の個数や殻付きによって時間が変わってきます。詳しくはこのあとご紹介!

電子レンジでの加熱方法は、フライパンよりも手軽に加熱しやすく火が通りやすいのでノロウイスルの対策になります。

小さい子供がいたり、お年寄りや胃や腸が悪い身体が弱い人は牡蠣にあたりやすくなるので、電子レンジの温度を少し上げるか、温め時間をもう少し長めにしてしっかり加熱しておけば安心です。

では次に牡蠣をレンジで加熱する際、どのくらいの量で何分ぐらい加熱すればよいか目安をご紹介します。

牡蠣のむき身と殻付きをレンジでの温め方や時間は何分?

レンジで牡蠣のむき身の温め方や時間

まずは牡蠣のむき身をレンジで何分温めるかをご紹介します。

牡蠣のむき身の場合、100g~150gの量であれば500Wで3分ぐらいが目安時間となります。

ノロ対策のためにむき身でそのまま調理用に使う場合は、レンジ加熱はそこまでしなくてもいいので加熱時間は少なくても大丈夫です。

むき身のレンジ方法は簡単で、下処理した牡蠣を軽く水で洗いよく水をきります。次にお皿に重ならないようにラップをかぶせて電子レンジで温めます。

これで牡蠣のむき身のレンジは終わりです。

蒸し牡蠣としてそのまま食べたい場合は、牡蠣にお酒をかけて臭みを取り、下味に塩をかけてレンジでチンすれば食べれることができます。

あとはお好みで、ポン酢、レモンをかける、大根おろしと醤油で食べる、などお好きな食べ方をして下さい。

レンジで牡蠣の殻付きの温め方や時間

殻付き牡蠣のレンジの温め方はむき身と違い何分レンジでチンすればよいか悩むところですよね。

殻付き牡蠣はむき身とちがい、殻付き1個に対して500Wで3分ぐらいが目安となります。

そのため3個殻付き牡蠣が何分レンジで加熱すればよいかというと、3個×3分なので、500Wで9分レンジで温めれば良いことになります。

温度設定ができない場合は、時間を10分ぐらいを目安に調整してみてください。

レンジで殻つきを温める際は、耐熱のお皿に重ならないように殻付き牡蠣を並べます。

その上にサランラップをかけますが、この時お皿の蒸気や空気が出やすいようにラップをピッシリかけるのでなく、ゆるくかけておくと吹きこぼれ防止になります。

殻を開ける際はとても熱く火傷をしやすくなるので、軍手や手袋などを使い開けてみてください。

殻を開けるときにナイフを入れる際、牡蠣の汁がでてくることも多いので気を付けてください。

ちなみに殻付き牡蠣の場合、あさりなど蒸した場合のように口をパックリと開いてくれません。

牡蠣の場合はほんのすこししか口を開かないのが多いので、殻が開いていないから加熱時間を殻を開けるまで加熱する必要はありません。

加熱時間を多くしてしまうと、中身が水分が飛んで収縮したり乾燥してしまいます。殻付き牡蠣が開かない場合はナイフを使い開けてみてください。

牡蠣をレンジで加熱するときノロにならないために気を付けること

何分牡蠣をレンジで加熱したことが分かった面で、1つ気を付けて欲しいことがあります。

それが電子レンジで加熱する際に、牡蠣の温め具合にムラができてしまうことです。

温めのムラとは、中心部は温かいけれど周りが温かくないといった感じです。

たくさんの量の牡蠣をいっぺんに電子レンジでチンをしたり、牡蠣の大きさ、殻付きなどは中身まで加熱されていないことがあります。

牡蠣は中心部含めて90度以上でウイルスが死滅するので、電子レンジで温めたときにムラがあると90度以上になっていない部分がでてきてしまうということも考えられます。

しっかり加熱できていない部分があると、ノロウイスルなどが残っている場合もあります。

せっかく電子レンジで加熱したのにあたるなんて嫌ですよね。

そのためレンジで牡蠣を温める際は

・お皿に牡蠣が重ならないように並べる

・何分か多め時間を増やす

・温度を上げる

・何度かに小分けしながら加熱する

という方法にしてみてください。

ただしさらに注意するのが、時間を多めにし過ぎてしまうとノロウイスルへの安心性はあがるのですが、殻付き牡蠣は身がはれつしたりはじけたりする場合もあります。

若干気持ち的に少し多めにして中心部まで加熱しておけば、ノロウイルス対策や食中毒対策になります。

ただし体が弱っていると、ノロウイスルでなくただ単にあたりやすい場合もあるので牡蠣などノロウイスルになりやすい場合は健康な時に食べるのが向いているかと思います。

牡蠣のレンジ方法に気を付けて、ぜひ美味しく召し上がってください。

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