初午の日が2月にあります。初午の読み方は「はつうま」といい、2月の最初の『午の日』のことを言います。

ぱっと感じを見た感じ「牛(うし)」と勘違いしてしまいますが、午(うま)です。

干支的な表記ですね。

それはともかく、そもそも初午とは何なのか?意味など理解している方は多くないと思います。

また初午の日にはスーパーやコンビニなどでは「いなり寿司」押しになってくるのはなぜなのか?

ここでは初午の意味や、2021年の初午の日、いなり寿司を食べる理由などについてご紹介します。

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初午とは?

初午とは冒頭でもふれたとおり、2月最初の日のことをいいます。

なぜ初午の日が注目されているかというと、初午の日は「運気が高まり縁起が良い日」ともされているからです。

初午の日と縁起が良いという関係性としては、江戸時代では午の日が寺子屋の入学日とされていました。

寺子屋とは今でいう、学校的な場所のところです。

昔は義務教育ではなかったので、勉強ができる子供が通っていた場所が寺子屋でした。

この寺子屋の入学式から、初午の日に新しいことをしたり、始めたりすると『縁起が良い』とされていました。

また初午の日は1回だけではありません。

2回目の午の日を二の午(にのうま)

3回目の午の日を三の午(さんのうま)

といいます。

初午と二の午は2月に行われることが多いですが、三の午は3月の最初の日をいいます。

地域によっては、三の午までお祝いするところもあります。

初午の日はいつ?

初午の日は上記でご紹介したように、初午~三の午まで3回あります。

今は大概が新暦で行われるので、初午の日は新暦の曜日となります。

2021年の初午の日はいつ?

初午の日は、

2021年の初午の日は2月3日(水)

です。

節分の次の日です。

2021年の二の午の日はいつ?

二の午の日は、

2021年2月15日(月)

です。

2021年の三の午は3月のいつ?

三の午の日は、

2021年2月27日(土)

となります。

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初午の日はお祭りがある


神社やお寺では、初午の日に「初午祭り」などがある場所もあります。

初午の日には『稲荷神社』の東京や京都、和歌山などの稲荷神社お祭りがあるとされています。

そもそもなぜ午の日に稲荷神社でお祭りがあるのかというと、稲荷社の総本社の京都にある『京都伏見稲荷』稲荷神様が、稲奈利山に降りてきて鎮座した日が初午の日でした。

そしてこの午の日に、神様をお祀りしするようになったとされています。

稲荷神社の神様は「稲生(いねなり)」の意味を持つ『五穀豊穣』の神様とされていて、商売繁盛・漁業の守護神ともいわれています。

そのため五穀豊穣の願いを込めて、初午の日にお祭りが行われるようになったそうです。

お寺の場合は稲荷様ではなく、馬頭観音を祀っている所が当てはまるそうです。

ちなみにお稲荷様はお祭りなど、にぎやかな場所が好きなのだそうです。

稲荷神社は全国で3~4万社もあるとされています。

東京の場合は、赤坂の豊川稲荷別院なども初午祭を行っています。

京都の伏見稲荷、和歌山の紀三井寺のも「厄除けの初午祭」初午祭として有名です。

初午の厄除けや厄払いの意味は?

もともと昔は厄払いとして初午の日が「厄除けをする日」が決まりがありました。

また初午の日に厄払いをするだけでなく、ご利益があるとされてきたとされていたそうです。

勘違いしそうなのですが、厄払いをする日は「3月の初めの初午の日」です。

最初と初午の日と二の初午の日は厄払いをしません。

2月は厄払いはしないということになります

ただ今では、厄払いは「初午の日にした方が良い」ともいわれています。

初午祭りをしている神社やお寺では、厄除けをしている場合もあると思います

ちなみに初午の日に厄払いや厄除けをする場合も、それぞれ初穂料がかかるのでお気をつけください。

金額に関しては、各神社仏閣へお問い合わせください。

初午にいなり寿司を食べるのはなぜ?

初午の日は「いなり寿し」が食べます。

初午の日に食べるいなり寿司を『初午いなり』ともいいます。

初午の日になると、スーパーやコンビニなどではいなり寿司が多く売られます。

なぜいなり寿しを食べるようになったかについては、2つの説があります。

初午の日にお稲荷様の神様というワードで、何となく察する方も多いと思います。

初午でいなり寿司を食べる理由①稲荷・きつねとお祭りが関連

稲荷神社の使者のきつねがいます。

このきつねは油あげが大好物で、初午の日には稲荷神社のお供えには『油あげ』は欠かせませんでした。

そしてお祭り事として「いなり寿司を食べる」という風習が昔からあるからとされています。

たまに初午の日に稲荷神社に行くと、油揚げやいなり寿司がお供えしている場合もあります。

きつねが好きな油揚げを使ったお寿司の「いなり寿司」・「おいなりさん」とされ、油揚げをもっと多くの人に食べてほしいという願いから作られたそうです。

ちなみにいなり寿司やおいなりさんの形は、稲荷神様の五穀豊穣からのお米の『俵』がイメージされたのだとか。

稲荷神様のお供えなので「おいなりさん」と呼ばれるようになったそうですよ。

そのために初午の日にはいなり寿司、おいなりさんが食べられるようになりました。

初午の日にいなり寿司を食べるのは、なんだかとても縁起が良い食べ物になりそうですよね。

油揚げ料理としては、いなり寿司やおいなりさん以外にも、油揚げがのっているきつねうどんもあります。

京都のいなり寿司やおいなりさんとは別名の「いなりあげ」も美味しそうです。

といっても、同じいなり寿司なんですけどね(笑)

初午でいなり寿司を食べる理由②いなり寿司の日

初午の日には「いなり寿司を食べる日」ともされています。

初午の日ではないのですが、2月11日が『いなり寿司』の日と全国いなり寿司協会が建国記念日と同じ日に定めたらしく、そのためいなり寿司を食べれるようになりました。

初午にお供え物するもの

上記でも書いた通り、油揚げを稲荷神社にお供えします。

初午の日になると、稲荷神社ではおきつねさんの好物の油揚げなどがみることができます。

ほかにも油あげの他にも、お神酒、赤飯、初午だんごなどもお供えされるのだそうですよ。

初午の日には稲荷神社に日ごろの食事などを感謝しつつ、いなり寿司(初午寿司)を召し上がってみてはいかがでしょうか。

まさかの2021年は節分と一緒とは驚きですね。

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