土用の丑の日といえば7月や8月にありますが、食べ物はうなぎを食べたりしますよね。

そもそも土用の丑の日の意味や由来って一体何と思ったり、7月や8月の土用の丑の日にはうなぎを食べますが、なぜうなぎを食べるようになったの由来なども気になるところ。

どうやらうなぎを食べる由来に「平賀源内」という人がかかわっているみたいです。

また土用の丑の日の時期には、うなぎ以外にも他の食べ物を食べることもあるみたいですよ。

ここでは2020年の7月と8月の土用の丑の日はいつなのか、土用の丑の日の意味や由来などをご紹介します。

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土用の丑の日はいつ?

土用の丑の日の「丑の日」は、土用期間の間にあることを丑の日といいます。

よく意味がわからないですが、簡単に書くなら夏の土用の間に2回ある場合もあり、その時は一の丑と二の丑とされているのだそうです。

土用の丑の日はいつなのかというと、日付けはその年によって違います。

・一の丑:7/20頃から
・二の丑:8月1日頃から

となります。

もう少し詳しく書くなら、毎年四季で1回ずつあります。

ちなみに2020年の土用の丑の日は、

1月23日、4月16日、4月28日、7月21日、8月2日、10月25日、11月6日

となります。

2020年の土用の丑の日の7月と8月はいつ?

2020年の土用の丑の日の7月と8月は下記の日となります。

2020年は2回あります。

2020年
一の丑の日:7月21日(火)
二の丑の日:8月2日(日)

2019年と違い2020年は2回土用の丑の日があるので、うなぎを2回近い日に食べることができますね。

土用の丑の日になるとうなぎがお店に多く売られますので、美味しいうなぎを食べることができるかもしれません。

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土用の丑の日の意味とは

土用の丑の日は、節分や彼岸、八十八やなどの9つの雑節の一つです。

1年を五行説という古代中国の5つの要素【木・火・土・金・木】の自然現象や社会現象を解釈する説に当てはめた時

・春は木
・夏は火
・秋は金
・冬は水

そして余った土を季節の変わり目に置き、土用は立春・立夏・立秋・立冬の18日前に各季節に1回あります。

土用の丑の日と言われるのは立秋前の夏のみのこと意味します。

土用の丑の日にうなぎを食べる由来は平賀源内が影響

今では土用の丑の日にはうなぎを食べるような風習になっていますが、もともと土用の丑の日のうなぎを食べるという習慣はありませんでした。

そもそもなぜ土用の丑の日に『うなぎを食べるのか』という理由はありませんが、土用の丑の日にうなぎを食べることを広めた人がいたんです。

土用の丑の日にうなぎを食べる習慣を広めたのは、江戸時代中ごろの蘭学者・博物学者の平賀源内という人。

平賀源内さんといえば、エレキテル(静電気発生器)を摩擦起電気器として復元させたことで有名な人です。

平賀源内さんが丑の日に『う』がつくものを食べると元気になるという言い伝えを信じ、知り合いのうなぎ屋さんの店先に『本日 土用丑の日』という手書きの紙を貼ったそうです。

その紙を見た庶民が多くうなぎ屋を訪れ、フル回転になるほど忙しくなったそうです。

そこから土用の丑の日は『うなぎを食べる』という習慣的なものが定着したのだそうです。

そのため江戸時代からうなぎを土用の丑の日に食べるようになりました。

これがもし平賀源内さんでなくて、一般庶民の人が貼ったらここまでの習慣はなかったかもしれませんね。

丑の日に食べるうなぎは、地域によって開き方・たれの付け方・焼き方などが違うのだそうです。

関東と関西でうなぎの開き方や調理方法が違う

関東と関西ではうなぎの調理方法が違い、

関東であれば『うなぎは腹開き』

関西では『うなぎは背開き』

となるそうです。

どうやら逆の説もあるらしく、それは関東は武士文化で切腹が嫌なので背開き、関西は商売文化が根強く腹を割って話すことから腹開きなんてのもあるそうです。

食べてしまえば一緒であまり変わらないような気がしますが…

うなぎの焼き方に関しては、関東の場合は一度焼いてから蒸して、その後タレを付けるという焼き方になります。

関西では焼いてからタレをつける焼き方で、蒸しはしないそうです。

うなぎはビタミンA・Bが豊富に含まれていることから、夏バテ予防には最適な食べ物となります。

栄養価も高く食欲防止にもなります。

土用の丑の日にうなぎ以外で食べる食べ物

うなぎを広めた平賀源内さんが『う』がつく食べ物は元気になると言い伝えを信じていましたが、一体元気のでる丑の日に食べる『う』の食べ物とは何なのか気になりますよね。

丑の日にはうなぎ以外にも、

・梅干し

・瓜(きゅうりやスイカ)

・うどん

・牛肉(うし)

・馬肉(うま)

・うずら玉子

・ういろう

など「う」のつく食べ物を食べると元気が出るとされ、今は夏バテしない食べ物としてされているそうです。

ちなみに土用の日は四季それぞれありますが、他の丑の日には「う」以外の食べ物を食べるそうです。

土用に食べる他の季節の食べ物

夏の土用の丑の日にはうなぎなどを「う」がつく食べ物がありますが、他の時期の土用の日には別の食べ物を食べたりするそうです。

春の土用に食べる食べ物

春の土用は戌の日の「い」の言葉から始まる食べ物を食べると、良いとされているそうです。

・いも

・いわし

・いちご

・インゲンマメ

・いか

他にも白い食べ物として、いなり寿司、しらす、大根なども食べるのによい食べ物となっているそうです。

秋の土用の食べ物

秋の土用は辰の日の「た」の言葉から始まる食べ物を食べたりすると良いそうです。

・玉ねぎ

・大根

・高菜

・タコ

・鯛(たい)

・たくあん

などの食べ物が良いとされるほか、他にも青魚の秋刀魚(さんま)や鯖(さば)も食べると良いとされているそうです。ちょうどサンマは旬を迎えるので美味しい時期となりますね。

冬の土用の食べる食べ物

冬の土用は未の日の「ひ」が始めにつく食べ物を食べるそうです。

・ひよこ豆

・ひじき

・ヒラメ

などで、他にもトマト、いちご、小豆など赤い食べ物を食べると良いそうです。

夏のうなぎは国産は少ない

うなぎが一番美味しい時期は冬のため、夏のうなぎはやや味が落ちてしまいがちなのだそうです。

そもそも7月8月などはうなぎの時期ではないので、国産も売っていますが中国産などが多いです。

せっかくなら土用の丑の日には食欲を増すためにも、美味しい国産ウナギが食べたいという方も多いのではないでしょうか。

美味しい国産ウナギを食べたいという方は、20匹に1匹と言われているうなぎ生産量1位の三河一色町の国産の極上アオテと呼ばれる肉質が柔らかいうなぎがおすすめです。

うなぎの身はふっくらと柔らかく、一口カムとほろっと溶けて美味しいですよ。

夏バテ以外にも、ボーナス時期にもなってくるので美味しいうなぎを奮発して暑い夏を乗り越えてみてはいかがでしょうか。

2020年の土用の丑の日は2回なので、贅沢する価値はあると思います。

興味があればどうぞ。

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