年の真ん中の時期に「夏越しの祓」というものがあります。

夏越の祓いの時期付近になると、神社などでは茅の輪や人型の紙が用意されます。

また夏越の祓では食べ物を食べたりしますが、そもそも夏越の祓とは一体何なのか、2019年はいつからなのかと思う方も多いと思います。

ここでは2020年の夏越の祓がいつからなのか、夏越の祓の茅の輪や人型のお祓いの意味や食べる食べ物などについてご紹介します。

茅の輪はこの時期など決められた期間にしか置いていないので、チェックしてみてください!

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2020年の夏越の祓いはいつから?

夏越の祓は1年の半分の日となる「6月30日頃」となります。

2019年は6月30日(火)なので、平日となります。

夏越しの祓いとは?意味や読み方は何?

夏越しの祓いの読み方は「なつごしのはらい」といいます。

夏越しの祓いの日は1年の半分の日となることから、半年の身体の厄や穢れ(けがれ)を落とし、残り半分の日を無事に過ごせるように祈願することという意味があります。

夏越の祓いなど厄払いや祈願の『祓い』には、年に2回の大祓いともいわれるものがあります。

一回目ががこちらでご紹介している1年の半分の6月30日の夏越の祓い。

そしてもう一回は最後の月となる12月31日にありる『年越しの祓い』というものです。

この年に2回厄を落とす行事的なものとなります。

ちなみに年末にある年越しの祓いも、夏越の祓と同じ意味となります。

夏越の祓も年越しの祓も簡単にかけば年に2回区切りのいいところでお祓いし、無事に過ごせるようにしましょうという意味合いになります。

夏越の祓いでは茅の輪くぐりや形代でお祓いをする

夏越の祓いではどのように厄を祓うのかというと主に、

・茅の輪くぐり

・形代

という2つの方法で行い、その後神社などでお参りなどをしていきます。

次にそれぞれの夏越の祓の茅の輪くぐりと形代の意味ややり方についてご紹介します。

夏越の祓い①茅の輪くぐりの意味

夏越の祓いや年越しの祓いで有名なのが「茅の輪」で、夏越の祓いでは茅の輪くぐりをします。

神社の境内に入ると、本殿の前に大きな『茅の輪』がどーんと置いてあります。

茅の輪は夏越しの祓いと年越しの祓いの時期のみにあり、体の倍以上の大きな茅の輪が置いてあるのでインパクトが強烈だったりします。

大概は夏越の祓の1週間前後に置いてあることが多く、置いていない場所もあります。

※茅の輪がおいていない場所もわりと多いので、行く前などは事前に神社のHPなどでチェックしておくのがいいかと思います。

茅の輪くぐりをする場合、説明書きでは「お願いごとを唱えるため」などと書いてあります。

しかし本来は茅の輪の意味には、厄払いの一つとして『無病』を願うことができます。

夏越の祓いの茅の輪くぐりは、本殿にお参りする前に行います。

茅の輪くぐりはただ真ん中を通過するのではなく、8の字に回るのが基本となります。

茅の輪くぐりの回り方

茅の輪をくぐり方は、8の字を書くように周り、3回くぐるのが一般的です。(8の字を3回繰り返す)

まずは左にまわり、8の字のようにカーブして右回り、さらに左回りをしてくぐります。

茅の輪をくぐる場合は、

『水無月の 夏越しの祓する人は 千歳の命 延ぶというなり』

と唱えながら8の字に回ると良いのだそうです。

※神社によっては茅の輪の通り方のやり方が書いてありますので、詳しくはそちらをご覧ください。

夏越の祓い②形代(かたしろ)

夏越の祓いでは人型を模った白い半紙で作られた「形代(かたしろ」というものがあり、形代でお祓いをする方法があります。

人型に模しているため、自分の厄を形代に移すことでお祓いができる方法となります。

形代は神社などのおみくじ売り場や、神社の水辺の近くに人型の形代の紙が置いてあります。

形代は無料でもらえるところはほぼなく、100~300円払って買う場合が多いです。

形代の厄払い方法は、形代に名前、年齢を書き、自分の体をなでさせて、あとは息を吹くだけです。

名前を書かないところもあり、ただ単に体に形代を撫でるだけの神社もあります(この後の水の部分でご説明します)

形代を自分の身体につけることで、体の穢れや厄を形代に移すことができます。

そのため、自分が気になるところはガンガンと形代をつけていくと厄を移すことができるます。

そして厄を移した形代を神社に奉納すると、穢れが払えます。

(名前を書いた形代を入れる専用の箱などがあるので、それに入れて、まとめて神社の人が奉納してくれます。)

また神社によっては形代を水に流すところもあり、形代を水に流す神社が多いです。

半紙なので水に溶けてしまいます。

水に流す場合は息を吹きかけるのみで、名前や年齢を書かない場合もあります。

夏越の祓の茅輪の輪よりもとても手軽なお祓い方法となりますが、できれば両方行うことをおすすめします。

大きな神社などには大半はありますが、やっていない場所もあるのでお気を付けください。

大概は6月30日か、その前後で行われます。

人型の形代は夏越の祓関係なく年中やっている神社もあるので、最近運気悪いと思ったらやってみてはいかがでしょうか。

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夏越しの祓いでは食べ物は何を食べる?

夏越しの祓いの6月30日に食べる食べ物は、『水無月』というお菓子です。

水無月とは、白い三角形のういろうの上に小豆が乗っている和菓子のことです。

なぜ水無月というお菓子を食べるのかいうと、室町時代の宮中で氷室のお氷を口にする行事があり、庶民がその氷の形をまねるために『水無月』という和菓子が作られたためといわれているそうです。

白い三角形のういろう部分は『氷の部分』、小豆の赤い部分は『邪』を払う色になっています。

そのため厄払いの夏越の祓で食べられるようになったそうです。

夏越しの祓いの日に水無月は和菓子屋さんでも売っている場合もあります。

通販サイトだと色と形状は違いますが、注文して食べることもできます。

水無月は一風変わった美味しい和菓子なので、厄払いなど興味がある方は召し上がってみてはいかがでしょうか。

2020年夏越の祓の時期まとめ

夏越の祓いは2020年の6月30日にあります。

この時期になってくると、神社などでは大きな茅の輪などが登場します。

大概有名で大きな神社などは置いてあり、ホームページなどでも夏越の祓いともなうイベントなど開催される場合もあります。

茅の輪くぐりをしたい場合は、お近くの神社に問い合わせてみるか、ホームページなどをご覧ください。

人型の形代は夏越の祓でも置いていない神社などもわりと多くあるので、こちらも合わせてご確認してみてください。

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