恵方巻きを毎年何気に食べているかと思いますが、恵方巻を食べる方角には意味があったりします。
その年に占い師やお偉いさんが勝手に方角を決めるというイメージですが、じつは違うんです。
2020年も昨年と違い食べる方向が違いますが、方角をどのような決め方をしているかも気になる方もいらっしゃると思います。
ここでは2021年の恵方巻を食べる意味や方角や、方向の決め方などについてご紹介していきます。
恵方巻きの方角の意味
毎年決まった年の方角に恵方巻きを食べる意味は、恵方巻きを食べる方角には福を司る神様がいて、その方向で食べることでご利益を得るためだからです。
恵方巻きを食べる方角を「恵方」といいます。
この恵方の方角に、歳徳神(とくとくじん)という八将神の母といわれるが福の神様がいるため、ご利益をもらうために神様のいるの方角に向かって恵方巻きを食べるという意味になります。
またこの方角は「明けの方(あけのかた)」ともいい、その方角で事を行うことで万事が吉という意味もあるそうです。
そのため恵方の方向に新しいことを始めたり、旅行なども良いともされているみたいですよ。
恵方巻きといえば「節分の日」や春分の日の前に食べるというイメージがありますが、じつは本来恵方巻きを必ず節分に食べなくてもよかったりします。
その理由としては恵方の方角に神様は1年中いる意味を表すので、1年の好きな時に方角に向かって食べればよいのです。
節分の日に食べるには、節分の日に食べるのに厄除けと福を取り入れるには効率が良いからとされているんです。
節分で食べる意味としては、節分の豆には魔除けの意味があります。
豆で家の中を厄除けして、その後恵方の方角で食べることで福をとりれるという意味で効率が良いからです。
手っ取り早やく厄を取って、福をいれれば効率がいいですよね。
そのために恵方の方角で恵方巻を食べるようになりました。
ちなみに恵方巻きの中にある具材にも意味があります。具材の意味に関しては恵方巻きの7種類の具材の意味でご紹介中です。
恵方巻き2020の方角はココ
ご利益のある歳徳神様のいる2021年の方角は「南南東」です。
2021年2月3日にこの方角で食べます。
2021年は北東北の方角でも、やや東寄りなるのでこの方角で食べてみましょう。
次に毎年決まる恵方巻きを食べる方角の決め方についてご紹介します。
恵方巻きの方角の決め方
恵方巻きの方角は毎年違いますよね。
恵方の方角を誰か偉い人や占い師などが決め方をしていると思いますが、恵方の東西南北の4つの方角で毎年決まりがあるんです。
ならば2020年は「南」の方角だけではないの?と思いますが、恵方には4つの方角のうち16方位があり(本来は32方向)、さらに十干(じっかん)という古来中国が日本に伝えた十二支と合わせた干支に基づいた決め方をしています。
昔の干支というイメージです。
十干はこちら↓
・甲(こう)
・乙(おつ)
・丙(へい)
・丁(てい)
・戊(ぼ)
・己(き)
・庚(こう)
・辛(しん)
・壬(じん)
・癸(き)
そしてそれぞれの十干の干支と方位の方角にあてはめます。
そうすると、下記のようになります。
・【甲・己】の場合
→甲(きのえ)「東北東」
・【乙・庚】の場合
→庚(かのえ)「西南西」
・【丙・戊・辛・葵】
→丙(ひのえ)「南南東」
・【丁・壬】の場合
→壬(みずのえ)「北北西」
これを見たとき「4つ方角しかないのでは」と思いますが、恵方の4つの方位の東→西→南→北→南の順番で5周期のサイクルで決まっています。
・甲→乙→丙→丁→戊→己→庚→辛→壬→癸
・東→西→南→北→南→東→西→南→北→南
となり、北北西にいたら、また1つまえの南南東に戻り、東北東に戻るというややこしい決まりになっているみたいです。
方角の順番的には
① 東北東
② 西南西
③ 南南東
④ 北北西
⑤ 南南東
となり、5周期にわたり繰り返されるという決め方になっています。
南南東の方向がもう5年のうち2回あるということになるのです。
2021年の方角が西南西だと、5年後にもまた西南西の方角で恵方巻きを食べる方向になるのです。
ちなみに2021年の方角はやや南よりといわれていますが、東西南北の最初の方角よりともいわれています。
何だか上記を見るとややこしいですが、2021年以降はすでに決まっているんです。
2021年以降の恵方巻を食べる方角はこうなる
ちなみに2021年以降の恵方巻きを食べる方角の決め方はこうなります。
・2021年:「南南東」の方角
・2022年:「北北西」の方角
・2023年:「南南東」の方角
・2024年:「東北東」の方角
東→西→南→北→南→東となっていて、5年後も今年と同じになっていますよね。
分からなくなった場合は、このサイクルを覚えていればいつでも恵方の方角がわかるようになります。
恵方巻きを食べる方角を自分で知る方法
恵方の方角の決め方が分かったところで、次に自分のその年の恵方を知る方法についてご紹介します。
それには2つのわかる方法があります。
まず1つ目が上記の決め方のところでご紹介した「十干」で知る方法。
2つ目がその年の西暦の末尾の数字部分で決める方法があります。
1つ目の十干で知る方法
十干の年によって知る方法はこちら
- 甲・己の年の方角→東北東
- 乙・庚の年の方角→西南西
- 丙・辛・戊・癸の方角→南南東
- 丁・壬の方角→北北西
ただし十干は十二支でないので、なかなかわかりにくかと思います。
2つ目の西暦の末尾の数字で知る方法
自分で知る方法としては、西暦の末尾部分(一番下)の数字ならわかりやすくなります。
末尾の数字とは、例えば2020年なら最後の最後の数字の「0」の部分のことです。
・数字が4と9の年→東北東
・数字が0と5の年→西南西
・数字が1・3・6・8の年→南南東
・数字が2と7の年→北北西
となります。
順番をきれいにするならば、
・1と6→南南東
・2と7→北北西
・3と8→南南東
・4と9→東北東
・5と0→西南西
2020年は末尾は「0」になるので、西南西の方角となります。
ちなみに数字の末尾の決め方は、十干と十二支の60種類の組み合わせの暦での決め方なのだそうです。
西暦の一番下の部分を見た方が、分かりやすいですよね。
恵方巻きの方角が分からない時は、始まりが1が南なので、南南東→北北西→南南東→東北東→西南西と覚えておけばあとは西暦の最後の部分を当てはまめるだけなので簡単に方角がわかります。
2021年の恵方巻きを食べる方角を見つける方法
いざ恵方巻きを食べる方角がわかったものの、自分の家のどの方向が恵方巻きを食べるのかわかならいことも多いともいます。
家に方位がわかるコンパスがあればいいのですが、なかなか家にコンパスがある人は少ないですよね。
そんな時便利なのが携帯のアプリです。PLYAストアなどで「コンパス」と検索すると色々な方角がわかるアプリがあります。
時々調子が悪いときは、再起動や振ると治るので恵方巻きを食べる際に使ってみてはいかがでしょうか。
もしスマホがない場合は、太陽の方角を朝確認しておくと良い位ですね。
2021年は恵方巻きの意味を知ったと思うので、決まった方角で恵方巻を召し上がってみてください。
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