大晦日~新年を迎える頃には『除夜の鐘』が鳴りますよね。
でも毎年いつの間にか除夜の鐘が鳴っているけれど、そもそも何時の時間帯から除夜の鐘が鳴るのか気になりますよね。
さらには除夜の鐘は108回なるとされていますが、そもそもその意味なども気になりますよね。
また、除夜の鐘がなるまで大晦日の夜に起きていていると思いますが、なぜ大晦日の夜から新年にかけて起きているのか。それにはも意味があったりします。
ここでは、除夜の鐘が何時頃か、なる時間帯と終わりはいつ頃か、108回の回数の意味、なぜ大晦日から新年まで起きている必要があるのかについてご紹介します。
除夜の鐘の時間は何時ごろ?時間帯は?
除夜の鐘は大晦日と新年の元旦を挟み、除夜の鐘がなります。
除夜の鐘はこの時間帯という、時間帯は特に決まっていません。
そのため除夜の鐘が鳴る時間帯は、お寺によってまちまちになってきます。
大晦日らから0時を挟みならしますが、平均的は大晦日の「23時45分(午後11時45分)」ごろから、除夜の鐘が鳴りだします。
早いところだと、23時頃から除夜の鐘がなりはじめる場所もあります。
もし除夜の鐘を鳴るところが見たい場合や、初詣に行って聞きたい場合は、行かれるお寺などの公式サイトや電話でご確認してみるのが正確です。
除夜の鐘がなっている時間帯は?
除夜の鐘が鳴っている時間帯は平均的に「1時間~1時間30分」ぐらいとされています。
除夜の鐘が終わる時間帯は?
除夜の鐘が終わる時間帯は「13時30分~14時頃」とされていて、この時間帯に終わることが大半とされています。
ただお寺の中には、23時から除夜の鐘を鳴らす場合、終わる時間帯は12時頃の場所もあるそうです。
私の近辺のお寺では、12時50分頃鳴り始め、14時ぐらいには終わる感じでした。
特別なアクシデントなどがない限り、15時までというところは少ないみたいです。
初詣に13時ぐらいまでに行けば、除夜の鐘がきける可能性は高いです。
除夜の鐘の意味とは?
そもそもなぜ除夜の鐘をならすのか気になりますよね。
大晦日から元旦に鳴る除夜の鐘の意味は『煩悩を清めるため』とされています。
煩悩って何?と思われるかもしれませんが、煩悩は人間がもっているものです。
簡単に書くならば、心身悩ませるものような元みたいなものです。
ふと頭の中に思い込いこみ自分を悩ませるような、人間の苦みの元となる生き方や考え方などなど、これが煩悩みたいなものです。この先でもう少し詳しく書いていきます。
除夜の鐘の回数の108の意味とは?
大晦日の除夜の鐘は『108回』とされています。
何なく察した方もいらっしゃいますが、「108」という回数は煩悩の数とされています。
人間には108もの煩悩があり、この「108の煩悩を清めるため」の意味があります。
除夜の鐘で一つずつ鳴らすことで、煩悩を清め、消していくちおう行為となり、回数にはそれぞれの煩悩を消すための意味があります。
実際の除夜の鐘の107回までは年内につかれるとされているところも多いですが、実際は年明けまで鳴らしている場所が多いですよね。
ちなみに年内に107回除夜の鐘をつくばあい、最後の108回目の1回は新年にならすとされています。
それは新年に煩悩に惑わされぬようにという意味を込めて、強い意志で新年に除夜の鐘を鳴らすそうです。
除夜の鐘の煩悩の意味とは?
人間の108の煩悩の数は、例えば、憎しみ・欲望・嫉妬・執着など108もあるので数えきれないほどあります。
そもそも煩悩の考え方は「仏教」のものとなります。
煩悩の108という回数には諸説には3つあり、
1つの諸説は身体の互換
・目・耳・鼻・舌・身・意などの身体の6つの器官に、好・悪・平・浄・染(きたない)などを感じる36の感覚
・前世・今生・来世の3つ
2つ目が年間と節気
この2つをかけると108という数字になります。
・12ヶ月の月:12
・二十四節気:24
・七十二候:72
3つ目が言葉遊び
苦戦すると四苦八苦という言葉を使う。
仏教では「とても苦しいこと」とされている。
しく:4×9=36
はっく:8×9=72
この二つを足すと108という説があります。
それぞれの意味がなんとなく神秘的ですよね。
除夜の鐘を鳴らすことはできる?
除夜の鐘はお寺の方が鳴らすというイメージもありますが、希望者は除夜の鐘をならさせてくれるお寺もあるそうです。。
ただし108回の身なので、先着で締め切る場合も多いとのことです。
ちなみに、お寺などで鳴らさせてくれる鐘は、やる前に鐘に合掌をしてつくそうです。
大晦日で起きているのは除夜の鐘をきくため以外に理由があった
大晦日から紅白歌合戦などを見たり、除夜の鐘をきき新年まで起きている方が多いですよね。
何となく新年を迎えたいために、大晦日~新年まで寝ずに起きている方もいらっしゃる方が大半ですよね。
じつは大晦日から新年まで起きていることに意味があります。
それは「大晦日に寝ずに年年神様を迎えるから」です。
このことを年ごもりと言い、昔の人は年神様を迎えるために一晩中起きていたそうです。
大晦日の時点で寝てしまうと、早く老けてしまう、白髪などの言い伝えがあったそうです。
特に今現代はそこまでの意味はないかもしれませんが、早く老けたり白髪になるなどは置いといて、気になる方は起きているといいかもしれませんね。
大晦日から新年にまたがりお参りすることをなんという?
大晦日から新年にむけて神社などに初詣に行かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この大晦日と新年の年をまたぐ参拝を『二年参り』といいます。
二年参りは大みそかに1回お参り、新年1回お参りなどの形式のこともいうそうです。
有名な神社では二年参りをするために交通規制などもあるそうです。
1年中様々な煩悩に悩まされたり、苦労した面もあるかもしれませんが、今年は除夜の鐘をきいて煩悩を清めて消してもらう気分で聞いてみてはいかがでしょうか。
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