端午の節句では菖蒲湯に入りますが、初節句となる赤ちゃんにも菖蒲湯に入れたいなと思いますよね。
しかし菖蒲湯は赤ちゃんが入ってもよいのかと感じるかもしれません。
また菖蒲湯の葉を身体に巻くとされていますが、赤ちゃんに巻く際は巻き方はどのように巻けばいいのかも疑問が多いですよね。
ここでは端午の節句の菖蒲湯に赤ちゃんが入れるのか、菖蒲湯の入り方で気を付けること、巻き方などについてご紹介します。
菖蒲湯は赤ちゃんは入れる?
菖蒲湯に赤ちゃんは一般的には入ることができます。
ただし菖蒲湯はすべての赤ちゃんが入れるのではなく、控えた方が良い赤ちゃんもいます。
それが、
・生後2~3ヶ月
・肌に不調がある場合(かぶれや湿疹)
・体調がすぐれない場合
の上記該当する赤ちゃんです。
生後2~3ヶ月は特に皮膚が薄く、外部の刺激が強い可能性があります。
肌に湿疹やかぶれている場合は、菖蒲のエキスの成分が弱い皮膚や湿疹などには刺激になる可能性もあるため、控えるのをおすすめします。
おむつでお尻がかぶれてしまっている場合などは、特に控えた方が良いかもしれません。
赤ちゃんの菖蒲の入り方
赤ちゃんはまだ肌が未熟で弱いため、菖蒲湯に入れるときは丁寧に慎重に行いましょう。
菖蒲湯への入り方としては一般的ないつもの入り方でかまいません。
入り方はいつも通りでも大丈夫ですが、菖蒲湯に入る場合は少し気を付けた方がよいことがあります。
赤ちゃんの菖蒲湯の入り方で気を付けること
赤ちゃんの菖蒲湯に入れる際は、下記のことに気を付けるようにしましょう。
それがコチラ↓
・長く入りすぎない
・菖蒲の葉や茎で傷つけないようにする
菖蒲の効能に血行促進があるため、大人と赤ちゃんが一緒に入る場合、大人は温まり気持ちいため長湯をしてしまう場合もあります。
大人の場合はとても気持ちよく、長く入りたいと思ったりするほどです。
しかし赤ちゃんは身体も温かく体温が上がりやすいため、汗をかいて肌トラブルになる可能性もあるので、赤ちゃんを長く入れる場合はお気を付けください。
赤ちゃんとお風呂から出る時には、上がり湯(※菖蒲を入れてないお湯)を身体にかけて上がりましょう。
またお風呂に菖蒲が入っている場合、葉や茎がふやけていない場合だと肌を傷つける可能性がありますので、しもしふやけていない場合はあたらないように気を付けて入れるようにしましょう。
菖蒲湯の赤ちゃんの巻き方
菖蒲湯の菖蒲の赤ちゃんに巻く巻き方としては、
・頭からおでこに鉢巻のような巻き方
・身体に巻く巻き方が
があります。
繰り返しになってしまいますが、菖蒲の葉はしっかりしているため他の葉っぱよりも切れやすくなっています。
赤ちゃんは大人よりも皮膚がとても弱いため、手で切れないようにふやかせてください。
長めにお湯に入れておけばふやけます。
菖蒲の葉がふやかせて、赤ちゃんの頭などに巻いても大丈夫かを確認してから巻くようにしましょう。
菖蒲湯に入る前は、菖蒲の葉がふやけているかを確認して入るといいかもしれませんね。
赤ちゃんの頭に巻くというよりも、柔らかくなった葉っぱをおでこそっと充てるのが無難です。
菖蒲湯に入るのを控えたい場合は、お湯に入らず菖蒲の葉を頭に巻く楽しみ方もあります。
初節句となる端午の節句で「赤ちゃんの時に絶対に菖蒲湯に入れなければいけない」という決まりはないので、もし無理そうならば少し大きくなってからや来年にチャレンジしてみてください。
菖蒲湯の作り方や効能、由来、頭や身体に巻く意味などは下記の記事でご紹介しています。
菖蒲湯についてもっと知りたい方はご参考にしてみてはいかがでしょうか。