七夕の笹竹に飾るのは短冊のイメージですが、吹き流しやスイカなど様々な七夕飾りがありますよね。

七夕飾りでは短冊、吹き流しなどが有名ですが、この風習は江戸時代から始まったといわれています。

今は様々な七夕飾りが増えましたね。七夕飾りには意外と深い意味合いがあったりします。

江戸時代にスイカがあったかどうかは何とも言えませんが、スイカの七夕飾りにも意味があるんですよ。

ここでは短冊や吹き流しなどの13個の七夕飾りの意味や、笹竹に七夕飾りを飾る意味についてご紹介します。

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七夕飾りの13個の意味

七夕飾りの短冊の意味

七夕飾りでもまさに王道とされる短冊の意味は、学問に関連しています。

短冊は江戸時代から使われるようになり、学問や字の上達を願っているという本来の意味があります。

今は短冊といえばお願い事を書くイメージですが、勉強関連に関してならなお効果がありそうですよね。

ちなみに短冊の色には様々な色がありますが、短冊の色は中国の『五行説』にちなんで本来は5色となっています。

五行説とは、自然や社会、万物がすべて木・火・土・金・水の5要素の元素が根源としていて、循環の法則によりそれぞれ変化するという説のことです。

五色の短冊でも

・青色を木
・赤色を火
・黄色を土
・白色を金
・黒色(または紫)を水

としてあてはめてられているのだそうです。

簡単に書けば短冊の色は青・赤・黄・白・黒(または紫)色が主流ということです。

ちなみに短冊の由来は、梶の木の『葉』からきています。

梶の木は神様に捧げる神木とされ、神様への供物をのせる『お皿』の代わりになりました。梶の葉は和紙の原料にもなったそうです。

平安時代に貴族が中国から伝わった乞巧奠という行事で、和歌の上達をするために『梶の葉』に和歌を書き、徐々に短冊になっていたのが由来なのだそうです。

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七夕飾りの吹き流しの意味

七夕の吹き流しは、七夕の由来ともなった「星伝説」の織姫と彦星を見立てて作られているもので、裁縫や技芸の上達を願う意味があります。

お裁縫や技芸などうまくなりたい方は、飾るといいかもしれませんね。

七夕飾りの輪つなぎの意味

七夕飾りでも主流となる紙で輪をつなげた「輪つなぎ」は、輪っかを作りつなげることから、願いが消えず繋がるという意味があります。

ちなみに人間関係などの繋がりの願いの意味合いもあるそうです。家族や友人などの人間関係のお願いごとには、七夕飾りの短冊と一緒に飾った方が良さそうですよね。

七夕飾りの網織り(投網)の意味

七夕飾りの網織りの意味は、網の形をしていることから魚介など魚の豊漁を願っている豊漁祈願意味があります。

他にも網で魚を取るように食べ物が困らないような豊作、幸運を集めるという意味もあるのだそうです。

七夕飾りの屑籠(くずかご)の意味

七夕飾りの屑籠の意味は、飾りを作った時に出た紙くずを入れて吊るすことから整理整頓の意味や清潔という意味合いもあるそうです。

もし片付けなどが苦手な場合は、お願い事として飾ってみるのもいいかもしれませんね。

七夕飾りの紙子(紙の着物)の意味

着物の形をした七夕飾りを『紙子(紙子人形)』やかみごろもといい、七夕飾りの由来の元となる棚機女(たなばたつめ)が神様のために織った衣を表しています。

七夕飾りの吹き流しのように裁縫上達を願う問う意味の他、着るものに困らないようにという意味もあります。

また紙の人形に子供の災いを移すことで、無病息災を願う意味も同時にあるのだそうです。

これは夏越の祓いなどでも行うことと似ていますね。

紙子の衣は神様へささげる衣なので、紙子は七夕飾りの中でも笹竹の上の方に飾るようにするそうですよ。

七夕飾りの千羽鶴の意味

七夕飾りの千羽鶴には、長寿のシンボルの意味があります。

家族の長生きを意味していて、お見舞いを兼ねて折ったりもしますよね。

今は千羽鶴となっていますが、昔は最年長者が歳の数だけ鶴を折っただけだったそうですよ。

なかなかにハードルを上げてしまいましたね。

七夕飾りの巾着の意味

七夕飾りの巾着の意味は、商売繁盛や金運がアップをお願いできる意味がある七夕飾りとなります。

その他にも貯蓄・節約・倹約といった心が養われる意味や、口をしっかり締めて無駄遣いしないような意味合いもあるそうです。

わりと七夕のお願い事には金運関連を書く方も多いので、金運関連ならば七夕飾りの巾着は必須ですね。

金運が関連していることから、なぜか『本物の財布』を飾ることも可能なのだそうです。

普段使っている財布を飾れるかどうかはやや怪しいといいますか、無理なような気もしますが・・・。

七夕飾りの星飾りの意味

七夕飾りの星飾りには、願い事が空まで叶うようにという意味があります。

七夕飾りの菱飾りの意味

七夕飾りの菱飾りは、天の川をイメージした飾りとなります。

特にお願い事などの意味合いはないみたいです。

七夕飾りのちょうちんの意味

七夕飾りのちょうちんは暗いところを照らすことから、心を明るく照らしてくれるという意味合いがあるそうです。

すこしどんより気持ちがしていたら、ちょうちん飾りはおすすめかもしれませんね。

七夕飾りの三角・四角繋ぎの意味

七夕飾りの三角・四角つなぎは、吹き流しや紙子のように裁縫が上手くなるようにという意味合いがあります。

七夕飾りは由来から裁縫関係が多いですね。

七夕飾りのスイカやナスの意味

最後の七夕飾りの意味はスイカとナスです。

特にスイカは夏の食べ物ですが、スイカやナスの飾りには豊作を祈る意味があるそうです。

ちょうど新暦も旧暦も夏なので、スイカは特にぴったりの飾りとなりますね。

七夕飾りを笹竹に飾る理由

そもそもなぜ七夕飾りを笹竹に飾るのかと思いますが、日本では昔から竹は『神聖なもの』という意味があり、笹は生命力や繁殖力が強く、空洞で神様が宿ると言い伝えがあるのだそうです。

竹取物語に登場するかぐや姫も竹から生まれたりしますよね。

最終的にかぐや姫は月(天)に帰ってしまうので、神聖なイメージがなんとなくあるのがわかりますよね。

そしてそんな神聖な笹竹にそれぞれの短冊などを飾り、願いを込めるようにしたそうです。

笹竹は伸びれば伸びるほどまるで天にまで届いていきそうなほど、勢いがありますよね。

それにあやかって、今年の七夕はたくさん七夕飾りを飾ってお願いをしてみてはいかがでしょうか。

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