節分では豆まきをしますが、豆まきで退治するのは「鬼」ですよね。
鬼のお面などをつけて、その鬼に豆を投げる行事でもありますよね。
鬼退治といえば桃太郎的なイメージがありますが、そもそもなぜ節分の日に鬼を退治するのか、疑問なところがありませんか?
鬼って悪いイメージがありますが、本来の意味などよくわらかない面もありますよね。
ここでは節分の鬼や豆まきで鬼退治をする意味、節分では鬼役はだれがやったらよいのかなどについてご紹介していきますね。
節分の鬼についての意味
節分で鬼退治をする鬼は一体どんな鬼なのかと思いますよね。
鬼といえば「架空の生き物」ですが、節分の鬼の意味には様々諸説があります。
鬼という言葉は中国の『陰(おん)』という言葉が『鬼(おに)』になったという説があります。
要は聞き間違えてきなかんじですね。
鬼の角は牛の角(丑のつの)、牙は虎の牙(寅のきば)を持ち、十二支の丑を陰陽で陰をしめします。
鬼の履いているヒョウ柄的なパンツをはいていますよね。
あれは牙と同様の寅と牛柄模様とされています。
節分に豆まきでなぜ鬼退治をする?
そもそもなぜ節分に鬼退治するのかなって感じですよね。
節分での豆まきは「邪気払い」や「福を入れる」という意味合いがあります。
昔の季節の変わり目は「節分」の時期でした。こういう季節の変わり目は邪気が入りやすいとされました。
今でも季節の変わり目は風邪をひいたり、吹き出物ができやすかったり、メンタルが弱くなったりしますよね。
昔から鬼は邪気の意味もあり、病気、飢餓、災害など目に見えない恐ろしい物事は「鬼の仕業」と言い伝えがあるとされてきました。
まさに鬼は邪気の象徴的なものだったそうです。
そのため邪気である鬼を豆で退治することで、「鬼退治」という名目で邪気払いをして、家に福をいれて無事を祈ったそうです。
節分の豆にも意味があったりします。
詳しくは⇒【節分2020】豆の数は歳の数?豆まきの種類や食べる意味とは?
節分の日の鬼はどこの場所に現れる?
節分の邪気として鬼が現れますが、一体どこの場所や方角からくるのか気になりますよね。
鬼=邪気という意味があるので、邪気がどこから入ってくるかという意味にもなります。
鬼が出てくる方角は「北東」です。
なぜ北東かというと、鬼が住んでいる場所だからとされています。
また節分の鬼の意味となる鬼の角の意味をする「丑の角」と牙の意味する「寅の角」、この丑と寅の時刻を合わせると「夜中の時間帯」となります。
また丑寅の方向は鬼門とも呼ばれ、北東をさします。
そのため鬼退治となる節分の豆まきは「夜」に行うのがわりとよかったりします。
節分の豆まきの鬼は誰がする?
家族がいる場合は節分の『鬼役』は誰がやるのかと思いますが、一般的に鬼役は父親が鬼のお面を被って節分をするのが多いかと思います。
ですが、本来は「一家の主が中心に豆をまき鬼を払う行事」だったりもします。
そのため鬼役は正直やらなくても良かったりもします。
もし節分で鬼役をする人がいれば、その鬼の役の人をやっつけるのではなく、「邪気をやっつける」ということを子供などに教えておいた方がいいかもしれません。
また節分では鬼役ではなく、節分の手順を教えたり、豆の投げ方やかけ声などかっこよい姿を見せると、子供の手本になるかと思います。
邪気を払い、内に福を入れるという意味で、2020年はそういう意味を理解して行うと家に幸運が入ってくるかもしれませんね。
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