節分といえば「豆まき」ですよね。最近では恵方巻ですが、豆まきは開運にはとても大切な行事となります。
ただ正しい豆まきのやり方や時間、どんな場所や方角でやればよいかご存知でしょうか。
節分の豆まきを絶対にこのやり方でやらなければいけない!というわけではないんですが、できれば正しい豆まきのやり方をした方が効果は多少なりとは違うと思います。
ここでは2021年の節分の豆まきをする日、やり方、時間帯、方角、節分の疑問、まいた豆の行方などをご紹介します。
2021年の節分の豆まきはいつやる?
2021年の節分は2月3日です。
なのでこの日に豆まきを行います。
節分の豆まき用の「福豆」を用意しよう
最初に節分に使われる豆を、節分用の「福豆」についてご紹介します。
節分の日にスーパーで豆を買ってそれをただ単に豆まきをするのではなく、前日などに豆を買って『節分用の豆』の福豆を使うことがポイントとなります。
なんで福豆なんて作るの?と思いますが、節分に使う豆まき用の豆は本来、邪気を払い福を取り入れるという意味があります。
そのため節分に使う「豆」はとても大切になってきます。
といって福豆を手に入れるのは全く難しくなく、「炒めた大豆」となります。
お正月時期ぐらいからスーパーで節分の豆が売っていますが、これが福豆だったりします。
スーパーで売っている100円ぐらいの節分用の豆はすでに炒めてあるものがほぼなので、炒めなくて大丈夫です。
スーパーで買わない場合で生の大豆を使う場合は、福豆を作る必要があります。
といっても作り方は全く難しくなく、生の大豆から使う場合、節分用として炒めるだけです。
これで節分用につかう豆「福豆」の完成です。
節分の福豆で豆まきをする理由
節分の福豆と言われる豆をなぜ「炒る」必要があるのか、「普通に大豆で豆まきすればいいじゃん」と思うかもしれません。
節分の豆を炒るには理由があります。
大豆は炒めないと、豆まきをした豆から芽が出るとされています。
これが「不吉」や「よくない」といういわれがあります。
また豆を「炒る」は「射る」という語呂にもなり、魔(邪気)を射るという意味もあるのだそうです。
ここまでは一般的ですが、福豆の作り方は次から違います。
節分の豆まきの福を上げる福豆の作り方
さらに節分の豆の福をアップさせるための「福豆」の作り方をご紹介します。
ここでは炒ったりするなど調理をするわけではなく、福豆に少し手間を食わる方法となります。
上記でご紹介した炒った大豆の福豆は必要となります。
①節分に使う福豆を桝に入れる
※スーパーで買ったものは、袋から出してください。
②節分前日の2月2日に神棚にお供えをする
③お供えした福豆を節分の日(2月3日)に撒きます。
ではなぜこのような手間を加えるのか?
昔の言い伝えでは、穀物には「霊力」が授かるとされていて、豆には邪気を払うとされてきました。
神棚にお供えした神様の力のある豆は、邪を払うことができるとされているので、神棚などにお供えしてパワーをもらってから、節分に挑むという意味があります。
神棚がない場合神棚がない場合は、高い場所に白い紙をしいて、そこに桝に入れた豆をお供えすると『節分用の福豆』の完成です。
では次に、豆まきのやり方をご紹介します。
節分の豆まきをする前に覚えておくこと
次に節分の豆まきのやり方の手順についてご紹介します。
手順としては、
①豆まきのかけ声を確認・覚える
②豆まきの豆の投げ方を覚える
節分の豆まきのかけ声を覚える
節分の豆まきといえばかけ声ですよね。
場所によってかけ声が違うところもありますので覚えておきましょう。
一般的な豆まきのかけ声は
『鬼は外 福は内』
です。
また地域によっては、
『福は内』
だけのかけ声のところもありますが、わからなければ一般的な節分の豆まきのかけ声で大丈夫です。
神社などで豆まきをする方もいらっしゃると思いますが、鬼の神様が祀っている神社(京都など)の場合の豆まきのかけ声は、『鬼は内』となります。
多少違いますが、神社では神主さんなどが言うので、それを真似してみると良いですね。
節分の豆まきの投げ方
節分の豆まきには「豆の投げ方」もあります。
節分の正しい投げ方のやり方としては、
①左手で桝を持ち、胸の高さまで持っていく
②右手で下から上にまく
豆まきの豆をボールを投げるように上から投げる方も多いですが、下から上に投げるように豆をまくのが基本です。
では豆まきのやり方を覚えたら、次に実際に豆をまいてみましょう。
次に豆まきをする場所をご紹介します。
節分の豆まきをする場所はどこ?
節分で豆まきをする場所は
・窓
・扉
・玄関
部分です。後ほど方角についてはご紹介しますが、この場所で豆まきをするのを覚えておいてください。
節分の豆を撒く手順は、
①窓や扉を開けます。
②奥の部屋から順番に手前にまいていきます。
③最後に玄関に豆を投げます。
節分の豆まきのやり方
場所を確認したら、節分の豆まきのやり方についてご紹介します。
豆まきのかけ声は「2回」その場所で「鬼は外」とかけ声をしてます。
鬼が入ってこないようにすぐに窓を閉めます。扉はしめなくて大丈夫です。
次に2回室内に『福は内』とかけ声をしてまくだけです。
これが一般的な節分の豆まきのやり方となります。
窓に投げて、家にいれればOK。
節分の豆まきの時間帯は昼と夜どちら?
次に豆まきを行う時間帯についてご紹介します。
豆まきをする場合、昼や夜どちらかに行う方が多いと思いますよね。
豆まきの時間帯は「邪気となる鬼を退治する」というのがメインとなるので、「鬼が現れる前の時間帯」に豆まきをするのが良いとされています。
鬼は丑寅の刻時間帯(午前2時00分頃~4時頃)の夜中から早朝にかけてやってきます。
深夜じゃない!?と思われますがご安心ください。
鬼は夜中~早朝に現れることから、丑寅の刻の前の時間帯に豆まきをすればよいとされています。
夜にできない場合は、昼に行っても大丈夫です。
なんだかんだ言っても、時間帯は特に決まりはないので、「正直いつでも良い」という面もあります。
節分の豆まきの方角はどこ
鬼が合わられるのは丑寅の鬼門の方角とされていて、「北東」から現れます。
そのため節分の豆まきは「北東の方角」で行うと良いとされています。
ちなみに恵方巻を食べる方向と一緒と勘違いされている方もいますが、恵方巻は福の方向なので全く違います。ご注意くださいね。
節分の豆まきする人が地域で違う場合もある
節分の豆まきというと家族みんなでまくイメージがありますよね。
ただ、家の主人やその年の年男・年女が豆をまいたり、地域によっては厄年の人がまいたりとする姿が本来の節分でもあります。
ただ今はそのようなしきたりみたいなものはないので、豆まきは皆で楽しく行ってみましょう。
節分の豆まきで巻いた屋内の豆は食べてもいい!?
節分でまいた豆はどうすればいいのか地味に気になりますよね。
余った豆を食べられる方も多く、外にまいた豆は放置、内にまいたものは掃除機やほうきではいてゴミ箱に・・・って方も多いのではないでしょうか。
節分でまいた豆は「屋内でまいた豆は食べても良い」ということになっているのはご存知でしょうか。
節分の豆は福豆で、本来は神様にお供えした豆です。
そのため神様のパワーが宿っています。
もう少し書いていくと、じつは節分のまいた豆はお供えしているものなので「捨ててはいけないもの」ともされていたりします。
ただ床に直接まいた豆を、いくら捨ててはいけないといわれても食べたくないですよね。(抵抗がない場合は落ちた豆は食べてもOKです)
その場合は来年小袋やラップに包んで投げて食べるか、節分前だったら部屋を掃除して清潔にするか、包んで投げてみるといいかもしれませんね。
外にまいたものは食べなくて大丈夫です。
節分の豆まきの別の意味
じつは節分も豆を食べるに関連して、豆まきには別に意味があるのはご存知でしょうか。
それは「部屋を綺麗にするという意味合い」もあります。
『部屋に豆をまいて、その撒(ま)いた豆が食べれるほどいつも清潔に、きれいに掃除をしておけば病気知らずで幸せに過ごせる』という意味です。
節分の豆まきは特別な行事で厄払い以外にも、無病息災を願うために豆を食べるという意味もあります。
食べ物を粗末にしないという意味合いもあり、節分で豆まきをする前だったら、一度豆まきをするところは掃除をしたり、磨いておくと良いですね。
面倒くさい方はラップなどでもいいですよ。
今の時代、無理しないがベストなので、絶対に掃除しなければいけないというわけではないです。
また絶対に落ちている豆を食べなければいけないというわけではなく、あくまでも邪気を払うのが節分の豆まきのメインとなるので、楽しんで豆まきをしてみてはいかがでしょうか。
節分では恵方巻も食べます。ぜひ邪気を払って運を体の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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